雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)頃


冬至の末候、雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)頃
いかがお過ごしでしょうか。
改めまして あけましておめでとうございます。
今年も稚拙ではございますが、細々と発行してまいります。よろしくお願いいたします。
この時期は雪の下で麦が芽をだす頃と言われ、浮き上がった芽を踏む「麦踏み」は日本独特の風習です。
麦踏みは麦が伸びすぎたり、霜で根が浮き上がるのを防いで根張りをよくするのが目的で
根が張って倒れにくく丈夫に育つ。
そんなところから、子育ての心得のように例えられることもあります。
人は踏まれてこそ強くなるということなのでしょう。そういえば、私も苑長によく踏まれました(嘘です)

冬至が終わるといよいよ小寒。1月5日頃が初項、芹乃栄(せりすなわちさかう)。
芹が盛んに育つ頃。春の七草のひとつで、7日の七草粥に入れて食べられます。
七草がゆは元々一年の無病息災を願い、
正月で疲れた内臓をいたわってリセットするために食されています。

芹(せり):競り(せり)勝つ
薺(なずな) :なでて汚れを取り除く
御形(ごぎょう) :仏の体
繁縷(はこべら) :繁栄がはびこる
 仏の座(ほとけのざ) :仏の安座
鈴菜(すずな) :神を呼ぶための鈴
清白(すずしろ) :汚れのない清白

あまりにそっけないようにも思えますが、確かに素朴な味わいのおかゆをいただくとホッとするような気もしますね。
そうそう、今年2020年は、子年の中でも「庚子(かのえね)」の年。
五行でいえば、庚は「金」、は「水」の性質を持つため、それぞれ白色と黒色をあらわし、
置物には色を混ぜ合わせた「グレーのねずみ」がオススメだそうです。

気に入ったものがなければ、白か黒どちらかでもOK。素材は陶磁器や金属製、またはガラス製のものが吉。
七赤の象意である、オレンジや茜色の敷物を下に敷くのも効果的。
2020年にいい運を持つ色のねずみを置くことで開運効果がさらに高まり、運気の流れにスムーズに乗ることができるそうですよ。
私もさっそく飾りました(笑)
それでは今月も健康管理に気を付けつつ皆で寄り添って楽しく日々を過ごしていただけるよう
職員一同頑張ってまいります。お体御自愛ください。

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料理好き 旅行と読書、甘いものとお酒が好き
姪っ子の相手をするのが日々の癒しです

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