この荒尾の地に移り、地域医療に従事して
35年がたとうとしております。整形外科のみの小さな診療所が、地域の皆様に支えられ、
現在は介護部門を備えた地域のかかりつけ医として
グループ一丸となって日々精進しております。
菜根譚 にこのような言葉があります。
暴風雨の日には、鳥や獣でさえも悲しそうである。
ところが天気晴朗の日には草木でさえもうれしそうである。
これにより、天地に一日も和気がなくてはならず、
人の心に一日も喜びの精神がなくてはならないことが
わかるのである。
怪我や病気にかかれば、誰しも心に雨が降り、
どんよりした気持ちで過ごさねばならなくなります。
高齢であればあるほど不安も倍増していきます。
この不安やどんよりした気持ちを、
治療やリハビリ、デイサービスといった
さまざまな部門で徐々に吹き飛ばし、天気晴朗となるべく、
全ての人が人間らしい生涯をおくれる様に
医療に従事する者、介護に従事する者として、
これからも精進してまいる所存です。
私の自慢は建物や設備の整備ではなく、職員の質の充実であり、
職員一人ひとりが思いやりの心を持って接することこそ、
より質の高いサービスの提供を可能にすると考えます。
これからも昭和会一同総力を結集して、
地域に親しまれる病院づくりを目指し
日々頑張ってゆきますので
今後とも変わらぬご支援を賜りますよう
宜しくお願い致します。